２００６年１０月１３日（金）・・・黒革の手帖

昨日の空は神々しいものがありました。あまりにも凄い朝焼けに圧倒されました。

愛ちゃんも魅了されているようでした。

さて昨日は明治座へ「黒革の手帖」を観に行きました。都民劇場に入会して初めての観劇です。３月に劇団四季の「ライオンキング」を観てからお芝居の虜になりました。このお芝居観劇はお勤めを辞めてからしたいことの２番目の夢です。１番目はもちろん柴犬を飼うことでした。

朝の愛ちゃん散歩も終えて７時５９分のＪＲ特急「わかしお」に乗って東京に行きました。
東京駅でお芝居の休憩に食べるお弁当（左の）とお茶も買いました（笑）
明治座のある人形町は初めて降りる駅です。そして明治座は随分大きな劇場です。

席は前から１３番目の右端ですがよい眺めです。始まる前の待ち時間もワクワクします。
いよいよお芝居が始まりした。最初にタンゴを踊る男女のダンサーが出てきました。
この２人のダンサーのダンゴが幕の要所要所で出てきてお芝居の中で重要な役目を果たします。主役の米倉涼子は若いながらも堂々としています。さすが女優です。背が高くスタイルも抜群です。でも硬さが感じられます。ルックスもシャープでソフィアローレンを思い起こす顔立ちですが私は高島礼子的な柔らかい美人顔の方が好きです。
さてこの米倉涼子演じる原口元子が「黒革の手帖」を手に入れ、その中に隠された秘密を元に銀座でクラブを開く。そしてその元子の前に利害関係の絡んださまざまな男女が現れます。そしてよりのし上がろうとする元子を待っていたものは・・・
という物語ですが、その最後のからくりが不自然であっけなくてつまりませんでした。
点数をつけるとしたら６５点でしょうか。だってしたたかな元子があんなにもあっさりと罠にはまるなんてがっかりです。
もっとしっかりした脚本で成る程と思うような巧妙な罠を考えて欲しいと思いました。
米倉涼子のドレスや衣装、着物は豪華で楽しめましたがなんか期待はずれでした。

でもその中でやはりベテランの波乃久里子の演技は光ってました。出てくるだけで舞台が引き締まりその存在感や安心感は相当なものでした。彼女の登場がこのお芝居に深みを与えてくれました。
さて帰り道は甘酒横丁という通りを歩いて行くと昔ながらの面白いお店がいくつかあり覗いてみました。手作りのお店や甘味のお店、がんもどきのお店やおばちゃんご用達の値段の手頃な洋服屋さんです。



巣鴨がお婆ちゃん達の原宿ならここ人形町はおばちゃん達の原宿でしょうか。
５０～６０代のおばちゃんがいっぱい歩いていましたから。
そうこの私も１０５０円のズボン！をしっかり買っていましたから（笑）